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読者が勃起する事を目指し、官能小説を書いております。

29 最終章 天国と地獄 2

 そして週末になった。理沙との予定が無くなり、何もする事も無く、結局いつもの喫茶店に行って暇を持て余すしかなかった。
 店に入ると、カウンターには鈴木孝と、あの伊藤が座っていた。
「頼むよ、孝・・・奢るから、付き合ってくれよ」
「今日は、駄目ですてば・・・どうしても、約束があるんですよ」
 伊藤が、鈴木孝を飲みに誘っていた。
「そっちをキャンセルしてさ、俺と付き合ってくれよ」
「駄目ですてば」
 くだを巻く伊藤。どうしても飲みたいらしい。しかし、いつもなら嫌々でも付き合う孝が、今日は頑なに拒んでいた。
「どうしても駄目なんですよ、今日は・・・」
 伊藤の顔は、今にも泣き出しそうな、情けない顔をしていた。飲まなきゃいられないのだろう。
 俺は顔がニヤけるのを必死で堪えていた。
 時間を気にしている様子で、ソワソワしながら時計に目を向ける孝。お構いなしに頼み続ける伊藤。本当に身勝手な野郎だ。
 俺は込み上げる笑いを押し殺し、「孝だって都合が有るさ・・・それなら、俺が付き合ってやるよ」と言って、孝にウインクした。
 孝は、ホッとしたように溜め息を漏らした。
「今日は、本当に駄目なんですよ」
 頑なに拒むからには、それなりの用事が有るのだろう。その孝は、顔をほころばせ、「それじゃ、また今度」と言い残して、店から出ていった。
 今週は、熱望していた理沙の女蜜がすすれない。代わりに、「他人の不幸は密の味」だ。この不幸のドン底に墜ちた男の毒蜜を、たっぷりとすすって味わってやろう。
 深すぎる溜め息を漏らす伊藤。その理由は分かりきっていた。
(わかる、落ち込むのは当たり前だよな・・・あれだけの身体が逃げちまったんだから、口惜しくてたまらんよな・・・)
 大声を上げて高笑いしたい気分だった。
 地獄に墜ちた男。そして叩き落としたのは、この俺だ。
 今まで、伊藤と二人で飲んだ事など無い。俺がこいつを好かない様に、こいつも俺に親しみを抱いて無いからだ。
 それでも伊藤は、飲みたくて仕方がない。飲まなきゃ、とてもじゃ無いがいたたまれない感情なのだろう。
 俺は込み上げる笑いを押し殺しながら、伊藤と共に居酒屋へと向かった。





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[ 2019/12/06 00:22 ]  最終章 天国と地獄 | TB(-) | CM(0)

30 最終章 天国と地獄 3



 飲み出しても、当然ながら、相変わらす伊藤は腐りきっていた。自棄のようにピッチが早い。
 俺は平静を装ってはいたが、その実、興奮し、やたらと気分が良かった。
 溜め息を吐き出しながら、未練たらたらに愚痴る伊藤。
「敦史さんも見たでしょう、あの女」
「あぁ、可愛い娘だったじゃん」
「あの娘、脱いだら・・・物凄い、良い身体だったんですよ」
 顔を歪め、苦々しく酒を煽る伊藤。
 胸がギラギラと熱くなるような歓びを覚える。
(知ってるよ!知ってる!そりゃ凄い身体だよ!隅から隅まで全部知ってるよ!)
 高笑いしたい気持ちを抑え、ビールを流し込んだ。やたらと旨い。浮き立つ程気分が良い。
(その身体は、今や俺のもんだ!俺が好き勝手にズッコン!バッコン!やってんだよ!俺がな!)
 落ち込む男と、踊り出したい気分の男。同じ酒を飲みながら、その味は天と地の違いが有った。
「ほんと、凄い身体だったんですよ、あの娘・・・」
 愚痴っては酒を煽る伊藤。
(知ってるよ!知ってるって!・・・あの乳も!尻も!そしてあそこも!!・・・そりゃ!最高に極上だよ!)
「その上、見掛けによらず、エッチも凄かったんですよ・・・」
 苦々しい顔で言うと、グラスの中の酒を一気に飲み干し、顔を歪めて「ちくしょう」と、吐き捨てた。
 それに対し、俺は酒が旨くてたまらない。
「もう、忘れろって・・・」
 俺は笑いを堪えるのに必死だった。
(知ってるよ!あの乳!あの尻!あのお○んこ!・・・初めて潮吹かせて、この次は彼女の初アナルも俺がいただくんだよ!)
 不幸の毒蜜の味。やたらと美味くてたまらなかった。鼻息を荒げ、幸せの美酒を煽る。
(彼女は俺のだ!お前がどんなに悔しがろうと、もう俺のもんなんだよ!!!)
 酔い以上に顔は上気し、身体の奥底から、精気が満ち溢れていた。
 しかし、そんな上機嫌な気分も、奴の愚痴で水をさされた。
「何が運命の出会いだよ・・・キラキラ輝いて見えるって言ったくせに・・・」
「えっ!?・・・」
 グラスを持つ手が止まった。記憶が蘇る。俺が言われたセリフも、全く同じだった。
 伊藤の愚痴が続く。
「俺のアソコ見てさ・・・こんな凄いの初めてだって。怖くなっちゃうって言ってたのに・・・」
 俺は酒を飲む代わりに生唾をゴクリと飲み込んだ。




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[ 2019/12/13 00:03 ]  最終章 天国と地獄 | TB(-) | CM(0)

31 最終章 天国と地獄 4

彼女の一言一言、真に受けて信じ込んでいた。男としての自信、歓びに舞い上がっていた俺。
 しかし、彼女は全て同じ言葉を伊藤に投げ掛けていた。それは、男を夢中にさせる為の決めゼリフに過ぎなかった。
 伊藤は、恥ずかしさも忘れ、彼女との赤裸々な体験を吐露し出した。
「風呂場で口でイカされるし・・・彼女、物凄い潮吹きしたんですよ、初めてだって言いながら・・・」
 彼女の誉め言葉で有頂天になりながら、夢中にさせられた淫らな行為も、全てが、一緒だった。
「あの飲み会の日ですよ・・・バーキンのバッグをエラク気に入って・・・」
 彼女が大事そうに抱えていたバッグ。鮮明に覚えている。
「買えないよって言ったら、物凄い不機嫌になっちゃって・・・あの飲み会には、どうしても連れて行きたかったんですよ・・・みんなに理沙を自慢したかったから・・・」
 全てが同じだった。
(同じだ・・・全部・・・全部こいつと同じだ・・・)
 心臓はバクバクしている。頭はまるっきり混乱していた。
「飲み会の後は凄かったんですよ・・・ローションでパイずりしてくれるわ、尻の穴まで舐めまわされたし・・・」
(同じだ・・・何もかも・・・)
「初めてのアナルに入れさせてくれるって言ってたから、物凄い楽しみにしてたのに・・・体調悪いってキャンセルされてそれっきりですよ・・・」
 血の気が一気に引いていった。まともに呼吸が出来ない。やたらと早い息遣い。これが過呼吸と言うやつか。 
 伊藤がバーキンのバッグを貢ぎ、風俗顔負けの淫らなセックスをした翌週、理沙は伊藤との約束をキャンセルして、俺と酒を飲んでセックスしていた。
 俺がクロムハーツのネックレスを貢いだ翌週キャンセルされた週末。それはまさに今日だった。
 まばたきがやたらと早くなった。視界が定まらない。
「おい、伊藤!・・・彼女に何て言われてキャンセルされた?・・・」
 そう尋ねる俺の目は、完全に据わっていた。
「インフルエンザですよ・・・熱が出たって・・・」
 目の前が真っ暗になった。脂汗が額に滲む。
「心配で何度もメールしたけど、ダルくてシンドイからって返事もこなくなって・・・」
 泣きそうな顔の伊藤。いや、もう泣いていたのかもしれない。
「ごめんねって・・・それで終わりかよ!」





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[ 2019/12/27 00:02 ]  最終章 天国と地獄 | TB(-) | CM(0)
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