第10章 アナルセックス
亜希と車内ファックを満喫した日の翌々日。いつもと変わらず、姉妹とともに朝食のテーブルを囲んでいた。
今日は木曜日。明日の祝日から、いよいよゴールデンウイークに入る。
亜希と奈美は、時計とにらめっこしながら、大慌てで朝食を掻き込んでいる。
「亜希ちゃん、お塩取って!」
「もう!自分で取ってよ!」
片手でパンをかじりながら、片手でコーヒーをすする。
瑠依が、片付いた食器を運びながら、「早起きしないからでしょ……」と、たしなめる。
慌ただしく、かつ騒がしい、いつもと変わらぬ光景だった。
亜希と奈美が、可愛らしく手を振りながら、「行って来ま~す!」と言って、小走りに出て行った。
俺も手を振りながら、二人の愛くるしさに、顔の筋肉はデレンデレンに緩んでいた。
二人が登校して間もなく、瑠依がコーヒーのお代わりを持って、聞いてきた。
「光ちゃんはいつも通り?」
「いいえ…1限目と午後は休講なんですよ……」
俺は、そう答えて、コーヒーをすすった。
「明日から連休でしょう……大学なんてそんなものよ……」
大学生として先輩の瑠依に言われ、俺は小さく頷いた。
「瑠依さんは?」
「私は今日休んじゃうわ……出席取らない、選択科目の講義だけだから……」
彼女がそう言って微笑んだ。
その時、携帯にメールの着信を知らせる着メロが流れた。
スマホを取出し、メールを確認すると、思わず「あっ……」と口走った。
大学の学生センターからの一斉配信だった。
「大学からです」
「休講のお知らせじゃないの?」
彼女の言う通り、出席予定だった講義が、休講する通知のメールだった。
俺は、苦笑いを浮かべ、「今日は休みになっちゃいました」と言って、ため息をついた。
瑠依は笑って、「教授も連休だから、やる気ないのよ……」と言って、コーヒーをすすった。
「どうすんの?光ちゃん、何か予定ある?」
瑠依に聞かれたが、殊更何もやる事も、用事も無かった。
「いいえ……何の予定も無いです……暇になっちゃいました……」
俺が、またため息を吐き出すと、瑠依がニッコリと笑って、「それじゃあ、光ちゃん……お風呂入って……」と言った。
彼女にそう言われたが、いくら休みになったとは言え、まだ午前中の早い時間に、のんびり露天風呂に浸かる気にはなれず、「僕は、夕方で良いです」と答えた。
しかし、瑠依は、首を横に振ると、俺の目を見詰め、グッと顔を近づけて、「光ちゃん、お風呂に入って……」と、半ば強制する様に言った。
心臓が激しく高鳴った。
(ええっ!こんな早い時間からお誘い?……ええっ!まじ?……)
思わず生唾を飲み込んだ。一気に興奮が爆発する。
(明るい露天風呂…彼女の身体が丸見え…美しいオッパイ…揉んで、舐めて、吸って、揉んで……)
額に汗が滲んだ。鼻息は荒くなり、心臓はバクバクとヘビィメタルのリズムを刻む。
無言で固唾を飲み込む俺に、彼女が念を押す様に、「お風呂に入るのよ、光ちゃん」と言って、口元をニヤつかせた。
鼻息を凄まじい勢いで噴き出しながら、「はいっ」と返事をして、素直に従う。
彼女は、満足そうに微笑むと、「すぐに行くから…光ちゃん、先に行ってて……」と言ってウィンクひとつすると、朝食の食器を片付け始めた。
ドキドキの止まらない俺は、今一度生唾を飲み込んだ。
そんな俺が椅子から立ち上がる前に、やんちゃ坊主が元気に立ち上がっていた。
その日は、朝から鈍よりとした曇り空だった。陽射しは無くとも、午前中の露天風呂は明るい。
期待と興奮で、やんちゃ坊主がいきり立ち、パンツを脱ぐ時引っ掛かって転びそうになった。
ドキドキ、ワクワクしながら、露天風呂に浸かり、瑠依が来るのを待ち侘びる。
股間のやんちゃ坊主は、ギンギンに直立している。彼女が来るなり、この状態では、如何にも欲しがる気満々丸出しで恥ずかしい。
深呼吸をして、山手線の駅名を口ずさみ、何とか気を紛らわそうと試みた。
努力の甲斐も有り、やんちゃ坊主がこうべを垂れ始めた。
予想以上に、彼女はなかなか現れない。つい気を緩めた途端、瑠依の揺れる乳房と、美しいお尻が脳裏に蘇り、鼻息とともに、やんちゃ坊主は再び硬く立ち上がった。
思わず生唾を飲み込む。陽射しは無くとも、午前中の野外は十分過ぎる程明るい。この場に彼女が全裸で現れたなら、美しい身体の隅々まで、ハッキリと拝める事になる。興奮するなと言う方が無理かも知れない。
浴場の扉が開く音が聞こえた。ドキッと心臓が高鳴り、緊張が高まる。
バスタオルで身体を隠し、瑠依が微笑みながら現れた。
「ごめんね、光ちゃん待たせちゃって」
俺は返事する代わりに、またひとつ生唾を飲み込んだ。
彼女は、湯舟に浸かる俺の側まで近寄ると、ハラリとバスタオルを外した。
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