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カテゴリー  [  プロローグ ~楽園の住人~ ]

楽園の住人プロローグ

楽園の住人


プロローグ


 父が再婚する事になった。父の名は大文字金造。財界にもその名の知られる資産家だ。
 俺は、その大文字家の一人息子で光一。この春、大学に合格し、いよいよ憧れの大学生活が始まろうとしていた。
 この俺と言えば、資産家の御曹子。黙っていてもモテそうなものだが、不器用で要領が悪い上に、度胸が無く、バリバリの草食系男子だった。
 中高一貫の男子校では、出会いの機会も無く、女性とは、キスの経験すら無かった。
 母は、俺が五歳の時に事故で亡くなった。閑静な住宅街の中、一際目立つこの豪邸に、父と俺、そして家政婦と執事とで暮らしてきた。
 父の再婚相手は、三姉妹の母親で墨田玲子と言う。父とは、俺が中学の頃には親しい交際をしていた様だが、詳しい馴れ初め等は聞かされていない。
 この春、長い間使用人として仕えてきた、執事と家政婦とも、高齢を理由に、職を辞して、悠々自適な暮らしをしたいからと、この屋敷を出る事になった。
 新しく使用人を雇う事は難しい。思い通りに働いてくれる保証も無い。
 そこで、墨田玲子と再婚し、この家で同居する事になった。
 普段使わないゲストルームが三部屋空いていたので、姉妹それぞれが各部屋を使う。
 若い三姉妹との同居は、期待と戸惑いが重なった。
 長女の瑠依は女子大生。光一より二歳年上の大学三年生。やや勝ち気で姐御肌の性格だが、大学のミスコンで優勝する程の美貌の持ち主だった。スラリと伸びた脚、引き締まった身体と、抜群のプロポーションだった。
 次女の亜希は、ややぽっちゃり体形で、あっけらかんとした明るい性格だった。本人は「太い」と気にしている身体も、肉感的 で、男の欲情を駆り立てる、魅力に溢れた美少女だった。高校三年生に進学し、受験勉強に忙しい。
 末っ子の奈美は、今年から高校生になる。体形といい、仕種といい、とにかく幼い。とても高校生になるとは思え無い程あどけなく、可愛い少女だった。
 春休みを利用して、彼女達が引っ越して来た。男二人と、年老いた使用人だけだった大文字家は、一気に華やいだ。
 しかし、飛び切りの美少女たちとの生活は、緊張の連続で息が詰まる。
 特に、高まる性欲のやり場に困った。これまでは、父の帰宅は遅いし、寝室が離れている事も有り、エロビデオを見ながら、毎夜のごとくオナニーに耽って、性欲を吐き出せたが、彼女たちと一緒となると、そうもいかなかった。
 男兄弟が出来たのが余程嬉しいのか、末っ子の奈美は、「お兄ちゃん、お兄ちゃん……」と愛くるしく、あどけない笑顔で甘えてくる。さらに、次女の亜希は、何かにつけて、俺の腕にしがみついてくるが、その度に豊かな胸が押し付き、悶々とした思いばかりが募る。
 そんな日が幾日か過ぎ、間もなく入学式が来ようとしていたある日の夕食で、父が「大事な話しがある……」と、神妙な面持ちで話し始めた。
 父によれば、以前より、東南アジアに拠点を置き、事業の拡大を計る腹積もりが有ったらしい。
 しかし、母親を早くに亡くし、家政婦と執事に光一を任せ切りにして渡航するのは、親として忍びないと、これまで断念していたと言う。
 玲子はじめ、三姉妹と同居する事になったし、今年大学生になる光一も、父恋しい歳でも無いと、断念した夢を追い求める事にしたと言う。
 親父に引き継ぎ、玲子が話しを進めた。
「パパひとりだと、何かと不自由するから、当面の間、私も同行する事にしたの」
 唐突な話に、俺は面食らった。ただでさえ、毎日戸惑いの日々を過ごしていると言うのに。
 そんな動揺する俺とは裏腹に、次女の亜依は、「いつ行くの?」と、あっけらかんとして聞いた。
「奈美の入学式が終わったら、そのまま出発するつもりなの……」
 すでに決まってる事だったのだろう。玲子はきっぱりと言い切る。親父はその横で、ただ頷いていた。
 三姉妹も知っていたのだろう。動揺するそぶりもなく、黙って俯いていた。
 玲子は、「それでね、光ちゃんにお願いがあるんだけど……」と、申し訳なさそうな顔付きで、俺に話し掛けてきた。
「光ちゃんが信用出来ない訳じゃ無いのよ。でも、知り合って間もない若い男女が、同じ屋根の下で夜を過ごすのは、親として心配でならないのよ……」
 正論だろう。若い娘の親で有るならば当たり前の意見だ。
「それでね、結論から先に言えば、光ちゃんに寝る時には離れに行って欲しいの」
 離れとは、この前まで執事が寝泊まりをしていた別宅の事だった。
「この家は、光ちゃんの家なのに、追い出す様で悪いんだけど……」
 申し訳なさそうに、顔をしかめて話す玲子。
「もちろん、夕飯もお風呂も、今まで通りで、寝る時だけで良いのよ。洗濯や身の回りの事は、娘たちにやらせるから」
 申し訳なさそうな玲子とは裏腹に、俺は心の中で小躍りして喜んだ。お気楽極楽な気ままな夜を過ごせる。
 俺は、逸る気持ちを抑えて、「あぁ良いですよ」と素っ気なく答えた。
 長女の瑠依も「ごめんね、光ちゃん……」と言って神妙な顔付きをした。
 そんな俺は、興奮に胸躍らせながらも、表情には出さぬ様、「俺も大学生だし、ひとり暮らしってしてみたかったんだ」と言って、笑ってみせた。
 玲子は、「ありがとう光ちゃん!」と、感謝を述べると、その表情を明るく輝かせた。
「これで、安心して家を空けられるわ……亜希も奈美も、よろしくお願いね」
 玲子はそう言って、姉妹たちに目配せすると、和やかな表情で、ほっとしたのか、深いため息をゆっくりと吐いていた。
こうして、俺の「離れ」での生活が始まった。









 



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[ 2017/12/01 07:07 ]  プロローグ ~楽園の住人~ | TB(-) | CM(0)
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