第8章 末娘奈美
テレビを見ながら、ココアを飲んでいる奈美。
その彼女に、「ちょっとトイレね……」と言って立ち上がり、トイレに向かった時だった。
彼女の「キャッ!」と言う悲鳴が聞こえた。
俺は慌てて振り返ると、奈美の胸元に、ココアがこぼれ、キティちゃんのパジャマが汚れていた。
「お兄ちゃん、こぼしちゃった……あ~ん、どうしよう…シミになっちゃう……」
眉間にシワを寄せ、今にも泣き出しそうな表情を浮かべている。
浮足立って、奈美のところに駆け寄った。
彼女が強めの口調で、「お兄ちゃん、そのシャツ脱いで!奈美に貸して!」と言った。
突然の出来事に、俺は訳も分からず、ソファーに座り、シャツを脱いで彼女に手渡した。
「お兄ちゃん、恥ずかしいから、目をつぶってて!」
俺は、言われるまま、上半身裸で、両方の目を手で覆った。
ガサゴソと、彼女が着替えている音が聞こえる。彼女の裸を連想し、鼻息が荒くなる。
しかし、考えてみれば、何も俺が脱がなくとも、代わりのシャツを用意すれば済んだのにと、思いついたが、今さら仕方がない。
ドキドキしながら、奈美の着替えを待っていた時、吹き掛かる吐息と、人の気配を感じた。
しかし、迂闊に目を開ける訳にもいかず、戸惑っていると、太股の上に温もりと重さを感じた。
しっとりと濡れた、柔らかな感触が、唇に触れる。
驚いて咄嗟に目を開けると、奈美が膝の上に座り、俺の口に吸い付いていた。
(なっ!……)
一瞬、何が何だか分からず、目を剥いたまま固まった。
彼女は、ハイソックスとパンツ以外は脱ぎ捨て、裸だった。
頭の中が大爆発した。面食らって固まったままの俺に、奈美の裸体が抱き着き、乳房が肌に押し付く。
彼女は、「お兄ちゃん……」と囁きながら、「チュッ…チュッ…チュッ…」と、何度も唇を求めてきた。
理性も道徳心も、そして後ろめたい感情も、すべてが吹き飛んだ。
彼女の身体を抱き寄せ、求められるままに、彼女の唇を吸い返した。
口の中に舌を差し入れ、奈美の舌と絡み合う。
熱い鼻息が、大きく開いた鼻の穴から噴き出すと共に、俺を制御する、理性も、道徳心も、すべて跡形も無く消し飛んだ。
奈美の目は、うっとりとして、完全に欲情している。
「おにぃちゃぁん…チュッ…チュッ…おにぃちゃぁん…チュッ…チュッ……」
欲情が燃え上がり、性欲だけに支配された。鼻息を荒げ、夢中で奈美の唇を吸いまわす。
奈美がソファーに膝立ちし、身体を伸ばすと、目の前に、彼女の乳房が剥き出しになった。
堪らず、俺は「はあぁあ…奈美ちゃん!」と声を上げ、乳房に顔を埋めた。
熟し切れていない、柔らかみより、強い弾力のある乳房の感触。
その乳房を、鷲掴みして揉みくちゃにしながら、夢中になって舐めまわし、吸い付いた。
「あぁん、お兄ちゃん…痛いよ……」
興奮止まらぬ俺は、「ごめんね」と言いながらも、乳揉み乳吸いは止まら無い。
彼女の身体が、「ビクン!……ビクン!……」と震え、「あぁん!…お兄ちゃん…あきゅん!……」と悶える。
チューチューと、音を立てて乳首を吸っては、鼻息をフガフガさせながら、レロレロと舌を動かして舐め捲った。
のけ反る奈美の喘ぎ声が、更に興奮を誘う。
彼女が身をくねらせ、甘えた声で、「お兄ちゃん、抱っこ…ベッドが良い……」と言ってきた。
彼女の身体を抱き上げると、足を絡めてしがみつく。
そのままベッドまで連れて行くと、俺の枕の横に、パジャマとお揃いの枕カバーの掛かった彼女の枕が、並んで置いて有った。
奈美をベッドに寝かせ部屋の明かりを落とすと、俺はパンツとスウェットを脱ぎ捨て、全裸になった。
男根は、「ビン!ビン!ビン!」と、やたらと元気に、ヘッドバッキングしながら燃えたぎっている。
彼女に覆いかぶさり、弾力の強い乳房を、グニュグニュと揉みしだきながら、彼女の口に吸い付いた。
彼女の息遣いも荒く、身体を震わせながら、身悶える。
身体を下にずらし、乳首に吸い付いた。
「あぁん!お兄ちゃん!…感じちゃう!」
硬く張り詰め、クニュクニュと弾力のある乳首を、夢中で吸いまわす。
彼女の身体がくねり、「ビクン!…ビクン!…」と震える。
激しい息遣いの合間に漏れる、可愛い喘ぎ声に、欲情が加速する。
乳房に頬を、鼻を擦り付け、乳房の感触を貪った。
「はぁっ!はぁっ!お兄ちゃん!…はぁあっ!お兄ちゃん!」
身体をずり下げながら、お腹を、おへそを、下腹を、とにかく無我夢中で舐めまわした。
舌が、唇が、頬が、指が、女体の感触を求め、欲する。
這い纏わる舌が、奈美のパンツに辿り着いた。
白地に、可愛い「クマさん」の顔がプリントされたパンツ。
この薄い布地1枚が、俺の侵入を防御する、最後の城壁だった。
無表情の「クマさん」の顔を見ながら、ズルズルとパンツをずり下ろす。
最後の城壁は、いとも簡単に崩壊し、彼女の陰毛と、お〇んこの割れ目が露になった。
完全に思考が停止した頭に、花火が打ち上がった。
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